人材不足を補い、
会員数増にもつながった
4つの取り組み
【スイミングスクール/山口県】
[背景と問題点]
人材不足から発生した
負のサイクル
[背景]
社内体制の悪化により
社員の不満増
社3年以内の
若手社員の退職
入社3年目の社員と言えば、企業側からするとようやく戦力化へと期待が高まる頃。
そんな社員の退職はとても痛く、実にならない採用⇔育成の繰り返しに対し、時間と労力の浪費を感じ、モチベーションはダウン。
難しい
パート・アルバイト採用
また、人材難の時代のさ中、大手企業も人材の確保に向けて囲い込みや採用基準を下げるなどしている。
それもあいまって、応募が少ない上に、求められる条件レベルも高いなどで、なかなか採用にいたらない。
クラスがつくれず
売上の減少
スタッフ不足のため、お客様の受け皿となるレッスンクラスをつくることができず、売上アップに繋がらない。
売上減少は人件費にも影響し、昇給・賞与といった給与面にも影響が出る。
社員の不満が高まり
退職増
人材が確保できないため、人手不足による長時間労働に対する不満、その対価となる給料への社員の不満が増加。
そこへ人間関係やチームワークのトラブルへの不満も加わり、退職者が増えた。
[問題点]
社員の不満につながった
3つの問題
長時間労働
1日平均11時間、長い人で14時間の長時間労働が常態化しており、有給休暇も取れない。
感覚的な昇給
労働時間が長い分、対価は十分でなく、昇給も社員の顔色を見ながら感覚的に行っていた。
人間関係のトラブル
表面的には見えにくい社員間のトラブルも発生しており、気づかないまま放置して退職に派生。
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経営者の頭を悩ます
負のサイクルの流れ
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人材不足
入社3年以内の若手社員の退職
難しいパート・アルバイトの採用
人手不足でレッスンクラスがつくれず
売上の減少
↓↓↓
不満の増大
長時間労働
見合わぬ給料
人間関係悪化
採用難で売上減少
↓↓↓
退職の増加
長時間労働
見合わぬ給料
[対策]
改善につながった
4つの対策
【対策①】
人事評価制度の策定
年2回の評価を定期的に実施し、それにもとづいて昇給、賞与を決定する。
業績や行動を明確に評価して昇給、賞与につなげるので、スタッフの納得度も高い。
<ポイント>
○年2回の定期的な評価
○業績や構想の明確な評価に基づく昇給、賞与
【対策②】
採用方法の見直し
正社員、新卒採用を中心に、採用方法を全面的に見直し。
新卒採用サイトを活用し、毎年数十名の応募を獲得して人選。
人手不足が解消し、クラスも増加に!
<ポイント>
○新卒採用サイトの活用
○人手不足解消によるクラス増
【対策③】
スタッフミーティング
強化
スタッフミーティングを期日を決めて定期的に実施。
個々に決めた担当業務について、進捗や課題、成果を共有。
行き違いによる問題が減り、スタッフに主体性が芽生えた。
<ポイント>
○定期的なスタッフミーティング
○スタッフ個々に担当業務を任命
○業務の進捗・課題・成果を共有
【対策④】
第三者の導入
第三者を導入することで、人間関係のトラブルを解消。
スタッフ個々の想いや考え方を明確にしつつ、トラブルの間に入って双方の話を聞きながら対応。
<ポイント>
○第三者の導入
○個々の思いや考え方を明確化
○トラブル間に入って対応
成 果
人材不足が解消し
会員数増にも好影響!
在籍会員数1,250名→1,500名
社員定着率がアップ
○残業の削減、有給休暇の取得など、時間の削減
○社員同士の人間関係・チームワークの問題改善
定期的な社員採用
○毎年、新卒社員の採用多いときは最大4名
○後進指導を通じ、既存社員の成長にも効果的
人材不足が解消
○レッスンクラスを増やすことができた
○受け入れ枠が広がり、会員数増につながった